2009年11月28日土曜日

語り部交渉中ですが


軒の吊し柿、無事に甘くなりました。


このごろまたkちゃんがわが家に現れるようになり、私は閉口しています。

庭木の手入れをしたりして、よく働いてくれるのですが、私としては、やってくる度に思考が途切れ、庭をうろうろしている姿を見ると落ち着かなくて、仕方ないので散歩や買い物に出てしまうのです。

ぜんさんと気が合うらしく、ぜんさんの姿を見つけるとにこーっとします。

憎めないですが、まいったな。
写真はKちゃんではなく、コムジです。念のため。


ところで、12月28日、大安吉日、山雀亭で餅つき忘年会をしようと盛り上がって(?)います。

すでに地元スタッフを二人ばかり確保してあります。

つきたてのお餅を食べながら、懐硯でもして、夕方から囲炉裏端で忘年会、というのはいかがでしょうか。

ひょっとしたら、美しい語り部が来てくれる可能性もあります。今交渉中。

最終バスは8時13分ですが、宿泊希望の方は河鹿荘へ。

予定がはっきりしたら、メールを配信いたしますね!



2009年11月27日金曜日

月へとぶムッサ


久々にのんびりとした一週間。

昨日は飯能駅の近く、天覧山の方へムササビに会いに行ってきました。

一人で観察するのは初めて。


まだ明るいうちから巣穴をジーッと見つめていると、ひょっこりムッサ(と呼んでいます)の顔が!

黒目がちの可愛い顔で、夕焼けを眺めている様子。

しばらくすると顔が引っ込んで、また時が流れ、徐々に夕焼けが薄れてあたりが暗くなってきました。

お寺の門がしまってから十五分経過したところで、ムッサは巣穴からすばやく出てきて、幹を駆け上りました。くるくるとてんっぺんちかくまで。

そして、私の頭上を一気に飛んでゆきました。あとには上弦の月が輝くばかり。

一瞬のことでしたが、月が明るいせいか、暗くても姿がよく見えました。

今日もムッサは飛んでるんだろうな……なんか、そう思うだけで安心して眠れる気がします。


2009年11月24日火曜日

名栗の休日


原稿を一つ片付けて、お昼過ぎ、車で小沢トンネルを抜けて青梅・成木へ、黒沢の交差点を右折すると、美味しいパン屋さん。

レーズンパンとチーズパンとを買って、ささっと戻ると、四十分足らず。

あとは散歩。鳥居観音の先の役所まで、ワタムシと一時間半くらいほっつき歩いておりました。

途中にお化け屋敷とひそかに呼んでいる萱葺きの空き家があり、木の壁にキツツキの穴がたくさんあいているので、しばらく見上げていました。

なんか視線を感じるのですよ。たぶん何かが住んでいると思います。……なんだろう。


それはそうと、歩いていると、そうだった、私は毎日歩いてばっかりだった、と思うのです。

国立・谷保に住んでいたころ、散歩と低山歩きが趣味で、休みといえばとにかく歩いていました。

今は一時間くらいで、もう、ふーっとめまいがきて、引っ張られたようにうしろに倒れそうになるのであります。


昨日の晩は星がきれいでしたが、今日は一日日が差しませんでしたね。


写真は畑部長さんの植えてくれたブロッコリーとトウガラシ。

このほかにラディッシュとサンチュも食べました。
畑には、そこらじゅうにコムジのあけた穴があってびっくり。






2009年11月23日月曜日

冬苺


名前の通り冬に実る野性の苺。


山雀亭の近所で見つけました。

図鑑では見たことありますが、実物ははじめて。

冬支度


寒い日が続くと薪がどんどん減ります。

今日はぽかぽかと小春日和、薪割り日和でした。




2009年11月19日木曜日

ムージー暴れる


朝何気なく庭を見ると、な、なんと、クーラーボックスがふっとんで蓋が開き、砂利の上に置いてあった皿が真っ二つに割れ、ガラス窓に足跡が……!

足跡からするとムージーの仕業に違いありません。

いつもそおっと置いてあげていたソーセージを、昨日はさぼって、置いておかなかったのでした。

意外と短気!
見事だった銀杏黄葉も、昨日はずいぶん散りました。
写真はひと山越えた青梅市・成木の銀杏。通勤の目を楽しませてくれました。
名栗では、小鳥たちの姿もセキレイ以外はとんと見かけなくなり、虫も息絶えたのか、耳を澄ませても、なにも聞こえません。





2009年11月16日月曜日

紅葉

近所のお寺の楓紅葉。
血のような赤さに、思わず息を呑みました。

今度こそ


一昨日は立川のカフェ椋で小雀の会、昨日は山雀亭で海雀の会。


昨日はぜんさんが山女を仕入れてきてくれて、囲炉裏で焼いて食べるという豪華な会になりました。


ところが一夜明けた今日は、なんと、小雀の会で歩いた疲れが一日おくれて出たらしく、とうとう仕事を休んでしまいました。


毎週山歩きをしていた頃から考えると信じられない落ちぶれようです。とほほ。




干し柿のリベンジ。山梨までいってもらってきた立派な百目柿の柿すだれが山雀亭を華やかに彩っています。


作り方も教わってきたとのこと。


青梅でみかけた柿すだれにならって、今度は二個ずつ。


2009年11月14日土曜日

冬紅葉




これは、奥多摩の紅葉ですが、


名栗の紅葉もなかなかのものです。今は銀杏がきれいです。


その紅葉のひまひまに、煙突の煙や畑焚火の煙があがっているのです……写真は今度。
昨日の晩はサルが大騒ぎしていました。なにがあったのか気になるところです。
朝には鉄砲のような音がしました。そういえば、今日あたり狩猟の解禁ですね。
犬を載せた車が沢筋の道を上がってゆくようになります。


今まで気づかなかったなんて


昨日の朝、始めて気づいたのですが、

ムージーは2匹いました!

大きいのと小さいの。

小さいのは昼間もウロウロしていて、大きいのは夜だけ出て来るようです。

コムジの方です。
庭においておいた梨を食べてから、せわしく畑をいききして、前肢でときどきひと掻きしていました。ひと掻きで深い穴が……!
ああ、あれは、イノシシじゃなくて、ムージーの仕業だったんだ。ーー納得。

2009年11月10日火曜日

このごろの名栗、静かです




残る虫の声がときおり聞こえてきます。
来てまもなくのころは、毎日ホタルを見ていたっけ…河鹿も鳴いていたなあ! などとすでに懐かしく。
今はワタムシがふわふわと浮き、ホタルなんてもう大昔のことのよう。
ローリング族もキャンプの車もめっきり減って、夜の眠りは深々としています。
わが家の畑ではインゲンに替わって今はブロッコリーと春菊が栄えています。人参も順調。
この季節の移り変わりを少しでも書きとめておきたいのですが!

写真がぜんぜん追いつきませんでした。


早すぎた


名栗でも、山向こうの青梅でも、吊し柿が見られるようになりました。
わが家のは……みごとに黴びました。

私が一個、ムージーが三個(薫製機の上に乗って背伸びして食べた様子。形跡ありあり)試食したときは美味しかったのですが!

ーーちと早すぎたみたい。

再チャレンジ、よろしく。



2009年11月4日水曜日

水澄む




Posted by Picasa奥多摩のとある橋から下を覗いたところです。
杉山が多いと言っても、やはり紅葉は美しく、杉の緑に映えますね。
名栗と奥多摩はほんの隣同士ですが、表情がまったく違います。

立冬前の冬将軍


ラジオで「冬将軍」と言っていましたが、昨日今日はほんとに、その名にふさわしい寒さでした。

一昨日の夜は雹が降り、

今朝は畑に霜がおりていました。

でも薪ストーブに火を入れると、すぐにぽかぽかしてきます。

すごい威力なのでした。暖かさが面で押し寄せてくるという感じ。

間伐材の杉や檜を混ぜながら櫟や楢の乾燥した薪を使っています。

かつての里山の暮らしが今はないので、広葉樹の薪を手にいれるのはちょっと大変。
写真は石蕗の花ですが、今年は早々と咲きました。石蕗だけではなくて山茶花も茶の花も九月の終わり頃から咲き始めました。