2010年1月28日木曜日

ある日の賑わい



山雀亭の畑では去年の春植えた苺が毎朝の強霜にもめげず、雑草のようにはびこっています。



そのわきに植えてもらったブルーベリーがいつのまにか芽をふくらませて頑張っています。去年は一粒だけ摘んで食べたのですが、今年はどうかしら?!



一昨日はその世話をしに椋のメンバーが二人ご来訪。新しく土を入れていってくれました。




この日はなぜか地元のお客さんも次々と。


山雀亭の囲炉裏端は気がついたらものすごく賑やかに。


なにしろ「いろんな人に訪ねてきてもらえる家」を目指して、ここを選んだのですから。
さて、二階の窓の障子が硝子戸に変身しました。
昼間の日差しの暖かさがしっかり残っています。


でも、障子はさすがに冬の季語。
残した障子はしっかり防寒用に役立っていますよ。
和紙を通った光のやわらかさ、いいものですね。










2010年1月27日水曜日

和紙の素姓


二階の天井。

当初の予定では天井板を外し、山小屋風に…ということでしたが、かなり大がかりになるので計画変更。和紙を貼って天井を明るくし、欄間に当たる部分を抜いて、障子はガラス窓に作り替えて二重窓にし、開放感を得ることに。

ところで、この和紙は小川町の骨董屋さんで仕入れたもの。

継ぎ合わせてまるで反物のようになっていて、なんのために? と不思議でしたが、なんと太平洋戦争の風船爆弾に使うための和紙だったのでは!という説が浮上。

うーん、たしかに小川といえば風船爆弾の紙を作った町なのでした。

そうだとしたら、時を経てうちの天井に使われるなんて、すごい運命。
何枚も重ね合わせてあります。


それはそうと、今日の山雀亭はとても賑やかでしたよ。




2010年1月26日火曜日

ゲストルーム


名栗にきて初めての冬も終わろうとしています。

家を探し始めてからはちょうど一年。

振り返るともう去年のことははるか彼方。


数日前から二階のリフォーム工事が始まっています。

天井にはふるーい和紙をべたべたと貼り、壁は漆喰に、ぐるりに本棚を作りつけ、障子をガラス窓に改造して二重窓に……

というのがおおまかな計画です。

ぜんさんは、はじめからゲストルームを意識しています。





2010年1月24日日曜日

お客さん


とうとうやって来ました!

冬も深まってくれば山に食べ物が尽きて畑の作物を食べにくる、と聞いていたのですが。

まさかうちの畑にやってくるとは。

まずはしゃがんで何かトマトみたいなものを食べているなと思ったら、なんとそれはホオズキなのでした。

次に畑の土をぱっぱっと掘って、取り出したのは人参。二三本食べて、一本は持って逃げていきました。

おいしかった?


2010年1月19日火曜日

…のはず。





昨日の朝は東青梅の駅でシジュウカラのさえずりをききました。



帰りには澄み切った夜空に眉月がかかっていました。



気がつけば一月も半ばを過ぎて、もう明日は大寒なのですね!



ここまでくれば春は目前……のはず。



名栗の朝のむ強霜は子どもの頃の冬の寒さを思い出させてくれましたが、それでももう臘梅が香り、梅や三椏も蕾をつけています。峡の里とはいえ太陽が顔を出してくれさえすれば、ぽかぽかと陽気な表情になります。お茶畑があったかそうです。




写真は茨の枝。実が綺麗だったので生けておいたら、根が出ています。





2010年1月15日金曜日

女正月でもある
















小正月。





山雀亭ではなんと繭玉づくりに挑戦。





近所のOさんの「おふくろの記憶」をたよりに、上新粉をこねて蒸し、またこねて丸めて……。





ぜんさんと二人で作ってくれました、例によって私はなにもしてませんが。





ついでにOさんの十八番、名栗うどんを打ってもらい、お昼にしました。腰の強い美味しいうどんでしたよ~。





木は山からとってきたもの。なんかミズキのような気がしていますがさだかではありません。
なんだか外の風景とマッチしています。
……ありがとう。






























2010年1月11日月曜日

毎日乗ってる


先週は毎朝早く月の光で目が覚めました。

南の窓からまともに顔を照らされて眩しいほどでした。

東の窓からは流れ星がよく見えます。

カーテンも雨戸もしないので、明け方になるとガラスが真っ白に曇ってます。

寒いのにねえ。

昔から雨戸は嫌いでしたが、ちょっと懐かしいのは我孫子に住んでいた頃。

木の雨戸に節穴がいくつもあって、そこから朝日が差し込み、きらきらと塵が舞っているのがみえましたっけ。手を翳したりして両親が起き出すまで遊んでいました。


愛車のビッツ、大修理に。

二万キロのばりばりの中古で購入して四年足らず。すでに走った距離は十三万キロ。

トヨタの人にあっさりと「今後いろいろ修理も必要になってくるのでそろそろ新車を」といわれて、ぜんさん一気に沸騰。

最敬礼に見送られて無事帰還しました。

そりゃそうだ、もったいない精神に反しますよねえ。

2010年1月4日月曜日

初詣




二日は名栗の友人たちと、そのお客さんと竹寺へ初詣。



なにかやっているのかな、道は凍っているのかな、と恐る恐る行ったのですが、着いてみると駐車場には車がたくさん…といっても二十台くらいですが。



境内では甘酒もふるまっていました。
それにしてもエキゾチックなお寺です。別名俳句寺なのですが。

このあとまだ明るいうちから山雀亭で新年会をして、星空の下に解散しました。


私は昨日が仕事始め。
今日はこれから立川・若葉町で勉強会です。




2010年1月2日土曜日

明けまして




大晦日、名栗には初雪が。


山梨の友人が、「うちでは雪がちらついてる」と電話をくれた数時間あとでした。


ごーっという強風に白いものがまじりだし、あれれ風花? と思ううちに吹雪に。


ええーっ? と思っているうちに積もり、二時間ほどで止みました。


日が暮れていました。


気がつくとまんまるい月が皓々と照っていました。




0時数分前、南側のお寺の鐘が不規則に鳴り始めたので、行ってみると、鐘を撞きにきた人たちが並んでいました。しばらくすると今度は北側の、いつものお寺の鐘が鳴り始めました。両側に除夜の鐘を聞きながら、眠りました。


去年、永平寺で除夜の鐘を撞いたっけ……なんて思いつつ。




元旦、町内の様子を見にうろうろ車ででかけ、秩父をまわって来ましたが……。


山向こうの秩父神社の賑わいをよそに、名栗ではどの家でもいつものように洗濯物を干して、門松は一つもみかけず。


玄関にさげる輪飾りすらほとんど見かけず……。若葉町ではどこでも門松を門扉にたて、輪飾りをつけていたのですが。


不思議なので、原市場の名人にきくと、「しばらく前まではどの家も立派な門松をたてていたけど、ここのところすっかりみなくなったな」とのこと。


旅行に行っているお宅も多い様子だし、なんだかさびしい名栗のお正月なのでした。




あ、でも、これをいわなくてはね。


新年明けましておめでとうございます!