2010年10月31日日曜日

初心者の杜


一昨日、金曜日は、名栗の杜での初心者俳句教室、第一回目でした。

名栗の杜は、山雀亭よりさらに秩父寄り、天目指峠へゆく道にあります。


集まったのは地元・近郊の方たちが六人、椋の仲間が四人。

名栗の杜のかよさんも加わって、十一人。

暖炉に薪をくべるために名人とぜんさんもつきあってくれました。


今まで気になっていた近所のお寺の御住職もみえて、感激しました。

でも、今までこわくてきけなかったこと……ずばり、「お寺の鐘はほんものですか?」ときくと、「ああ、あれはにせものですわ、うふふふ」とのことでした!

ああー!やっぱり……

で、でも忘れることにしよう。


予定の時間をかなりオーバーして、晩秋の午後を心たのしく過ごしました。

なにしろ、会場になった名栗の杜のゲストハウスは、清冽な谷川のかたわらにあり、すぐそこにヤマメの姿が見られるのです。

春にはカタクリの花、夏はオオルリのさえずり……四季折々、どんなものと出会えるのだろうと今から楽しみです。

素敵な句も生まれましたよ!

名栗の杜のみなさま、ありがとうございました。


興味のあるかたは、名栗の杜で検索してみてくださいね。ブログで紹介されています。




2010年10月28日木曜日


雨ですね。寒くなりました。

昨日は峠道で久しぶりにカモシカに遇いました。

寝る前には、鹿の雄たけびをききました。

動物の気配が濃厚な秋です。

2010年10月27日水曜日


雨の中の薪運びです。

軽トラムク号、威力発揮。
私は私で夕刻、銀座・卯波へダッシュしてきました。
松山のおとーさんに呼び出されて……
行きはよいよい、帰りは木枯らし……
でも久しぶりにかわいい弟子!?とも再会し、なかなかお会いできない憧れの方にもまみえることができて、ちょっとのぼせた私なのでした。

2010年10月26日火曜日


早朝、橋の上に立つと、すぐそばまでカワガラスが来ます。

ミソサザイを大きくしたような、姿もしぐさもよく似ています。

胸を反らせて短い尾っぽをぴんぴんと立てながら、めまぐるしく動き回り、ときどき、水にもぐったりします。

さえずりらしい声をずっと前に聴いたことがあるのですが、図鑑によるとさえずりは寒中らしい。

川底を歩いて餌をとると解説にありましたが、ほんとかいな。

写真は、シシトウの花。

2010年10月25日月曜日

夢かうつつか







昨日は畑部長さんと助手のSさんがお越しになり、心安らかな一日を過ごしました。
写真の佳人はSさん。



ぜんさん作のきりたんぽ鍋を囲みつつ……



畑に立ってしみじみと「椋に入ったころは、こんな状況、まったく想像もしてませんでしたよね」と畑部長さん。



夢ならどうか覚めないで!



2010年10月24日日曜日

五時間半







昨日はまだ真っ暗な五時に山雀亭を出発、国立から電車にのって、渋谷へ。



五時間半の生放送に出てまいりました。






私がいた中継地は江東区、芭蕉稲荷のあたり。一生懸命俳句をつくる若者たちが、ほんとにかわいくて、母親のような気持ちになり、しかも出来上がる俳句がみんな面白いのでたじたじとなりました。






あれならば芭蕉さんもお喜びだと思いますが!






なんとぜんさんは、信州松本のコジマ電気のテレビで見たそうな。



店員さんが椅子まで出してくれたんですと!















2010年10月20日水曜日

悲鳴


二晩続けて鹿の声をききました。

いつもと違う、とんでもなく大きな、まるで悲鳴みたいな。

でもあれはきっと鹿。

すぐに外に出てみるのですが、二声くらい鳴くともうあとはしーんとしてしまいます。


このところモズとホオジロがよく鳴きます。

2010年10月18日月曜日

いつのまに




畑のお茶の木に花が咲いちゃいました!もうこぼれてました。


まだ、身長三十センチくらいですが。


つぼみもたくさん!




『今日も俳句日和ー歳時記と歩こう』がとうとう刊行されます。


まったくもう大それたことを!という感じですが、相棒の木造さんの表紙はとてもかわいいです。手に取った感じもよいです。


今日は連載のとき編集長さんだったKさんと本の担当をしてくださったSさんがカメラマンを連れて(ああ、スリーショットを写真に撮れば良かった!)名栗に来てくださいました。名栗川をバックに撮ってもらった写真など、「俳句」誌に載る予定です。

ーーこれまた大それたことを!




2010年10月11日月曜日







きのうは我が家で海雀の会。



すいとんのお昼を食べ、芭蕉の笈の小文を読んで、炭で焼いた秋刀魚を食べながら小句会。
すぐ真剣になる会のメンバー。



お昼前から見事に晴れました。
今日もいい天気!









2010年10月9日土曜日




小雀の会は珍しく雨の吟行。


千葉・流山市の誌友Gさんをお招きしてにぎやかでした。


お昼は秩父のきのこたっぷりのけんちんうどん。慣れた手つきでうどんを打つ姉さんかぶりのこの人物は……誰?ピンボケですけど!




名栗川に沿って歩くと、シラサギやトンビ、カワガラスなどに出会い、まだ新しい鹿のフンがあったり……咲き残った曼珠沙華も鮮やかに目に残りました。



Gさん、遠いところをお疲れさま。三時間の道のりでしたね!


2010年10月8日金曜日

しおん


これはぜんさんが、勉強会のみんなのために生けた紫苑。

山王峠を越えてしばらく青梅にむかったあたりの畑で九十歳のおじいさんが紫苑畑をつくっていて、声をかけたらたくさん分けてくれたそうな。

紫苑も山里によく似あう花。

大好きな花です。
花生けにつかったのは漆の桶。
金沢のKさんにいただいたもの。

コスモスの里


なかなか咲かなかったコスモスも、あっというまにあふれるほどに。
名栗はコスモスの里に。


先週、最後の鈴虫が死んでしまって、さびしくなりました。

うるさいほどの虫時雨もなくなり、すがれコオロギとアオマツムシが鳴くのみ。


息つく暇もなく俳句なのですが、もうひとつ俳句教室を名栗で開くことになりました。


ここに家を探すきっかけにもなったカフェ・ギャラリー名栗の杜で、最終金曜に、初心者教室を始めます。

興味のある方、「名栗の杜」で検索してみてくださいな。

2010年10月6日水曜日

なんでもない一日


昨日はいちにち机の前に。

外を歩くこともなく、さぼっていた仕事をひとつ終わらせました。
ぜんさんは骨董の競りに出かけておりました。

目をあげると窓の向こうには、コスモスとユウガギクの合間に雀たちが餌をついばんでいたり、モズが電線で鳴いていたり……芋の葉っぱがゆさゆさ揺れていたり……、近景ではこゆきがアンティークの椅子で爪を研いでいたり……!

はたまた、釣り名人が釣竿をかついですたすたととおって行ったり、博士が出来立ての「椋」誌を読んで口をあけて笑っていたり(なんで?)……と、平和な情景が心を和ませてくれるのでした。


名人の釣った鮎をありがたくいただきましたが、これがなんとおいしいこと。

落鮎って産卵を終えて下って行くんだよね、と言ったら、「反対でしょ」と言われ、はたと考えてしまいました。

そーだ、鮎は河口に下って行って産卵し、若鮎は春から夏にかけて川上に上ってくるのでしたっけ。

あぶない、あぶない。
写真はキクイモ、……イヌキクイモかも。




2010年10月3日日曜日

くれなゐ


名栗は今、金木犀と曼珠沙華の里。

おおかみ


そうそう、これは椋神社の狛犬ーというか、おおかみなのです。

りりしいですね!

先週、熊本から友人が訪ねてくれたので、雨の中秩父へドライブに行って見てきました。

椋と名のつく神社が、こんなに近くにあったなんて!

実は秩父事件の舞台でもあり、この境内に農民が結集、蜂起したそうな。

秋祭での龍勢も有名。龍勢は竹筒でつくるロケット。

2010年10月2日土曜日

会のおみやげは栗






いつもは立川のカフェ椋でしている海雀の会Ⅰを今日は山雀亭で。




少々ばて気味なので、ふだんはなんともない往復三時間の距離が遠く感じられたのでした。




そのせいもあって、来られたのは二人だけでしたが、遊びに来た博士(最近知り合った名栗の住人)と、そのへんをうろうろしていたKちゃんも加わって、秋刀魚付きの山雀定食を食べ、そのあと三人で元気に(?)波郷の俳句を読んでから、名栗の秋をすこし散策。




マンジュシャゲを山梨生まれのKさんは「歯っ欠け婆」と呼んでいたそうな。うーむ。

林道にはツリフネソウやキンミズヒキがいつの間にか咲いていました。さわらびの湯あたりから見下ろす下名栗の眺めもすっかり秋めいていましたよ。




山雀亭にもどって小句会。ぜんさん作のおでんを食べて解散とあいなりました。




そのあとは、カメラマンの友人がギターを持って遊びに来ていたものだから、フォークソングなど歌っているうちに夜が更けました。




私はえらく音痴なのですが、歌うのは好きです。