送り盆の昨日、山雀亭には、十一人のお客さんが集まって、名栗川に五つの灯籠を流しにいきました。
かつての灯籠流しとは違うけれど、それでも水に浮かぶ灯籠の美しさは目に焼きつきます。
当日まで連絡のつかなかった銀座教室のメンバーの一人も、ちゃんと単独で現場にたどりついて、Hさん宅でにこやかに涼んでいましたっけ。彼女にはこの夏急逝された教室の仲間・カメさんの灯籠を流してもらうつもりでした。
灯籠には俳号で、「カメ」と記してもらってありました。
そのあと花火を見に駆け付けた地元の友人たちも加わり、まるで、自分たちのために揚がっているのかと錯覚を起こしそうなほど間近に開くお盆の花火を仰ぎました。
それは杉山に反響しながら星をふやしてゆくようでした。
Hさんのお宅の駐車場に椅子をだしてもらっていつのまにか、ビールやサイダーを開けて。
みなさま、お越しくださってありがとうございました。