2009年4月22日水曜日

なにかが待っているよう


「なんで、名栗?」

地元の人たちにまで首をかしげられているのですが、なにかが待っているような気がしたから……それだけ。

埼玉県飯能市大字下名栗。少し前までは入間郡名栗村。林業の村として栄えていました。

今は、キャンプ場や温泉のある静かな山間の集落。奥多摩や奥武蔵の山々への登山口でもあります。

奥多摩の山を毎週歩いていたころ、いつかは山のそばで暮らしたいと思っていました。

これ以上年をとったら、引っ越しも新しい暮らしも億劫になるだろうなと思い、とんとんと踏み切った次第です。


新居は名栗川のほとり。もう河鹿が鳴いています。

私はその声を聴いただけで、何日も幸せでいられます。


写真はミツバツツジ。少し前に撮ったものですから、もう見ごろは過ぎましたが。

この花はまっさきに山に春を告げます。

桜が散り、杉ばかりだと思っていた山に芽吹きが始まりました。