2010年2月25日木曜日

梅の里


数日前にはまだつぼみが固かった梅も、とうとうほころんで、あちこちでいい香りがしています。


ああー!ついに春が来たんだなあ!


思わず庭いじりなどして、石の陰に福寿草が咲いているのに気づき、嬉しかったこと!
夕暮れ時、名栗川の土手に立つと、雉の飛翔に出会いました。もうじきあの勇ましい声が聞けますね。




二階の工事はどんどん進み、今日は西側の小さな窓がふさがれました。


この窓は隣家の窓ともろに向きあっていて、しかも曇りガラスではないので、開けることができなかったのです。


杉板を張って、こんなふうに。




2010年2月24日水曜日

薪棚はこんなです


4トンは割ったはずという薪。

もはやこれだけ。

隠れていたブロック塀が見えてしまっています。
街路樹などの伐採で出たものなので、桜と銀杏、欅などが多いようです。



バシバシと




昨日は朝から、名人による二階の工事が始まりました。



プラスティックのすのこが敷いてあったベランダには、檜のすのこをぴったりと敷き詰めて、五日市で仕入れてあった多摩の杉板で本棚を作りつけてくれました。



ガンガン!バシバシ!と盛大に音をたててあっという間に出来上がり。


あとは押し入れを本棚にして終わりだそうです。



釣り日和だったのに、すみませんねえ……。






ぜんさんの左官工事により、二階の京壁はすべて漆喰に変わっています。



間仕切りの襖を外して、襖の上の部分をぶち抜いてあったのですが、見るとここにアクリル板をはめ込んでありました。


ーー何かディスプレイを考えている様子。なんだろ?










2010年2月22日月曜日

ただしい休日


写真は蒔絵(沈金?)の煙草盆。
昨日は掃除機をかけたり、洗濯機を回したり、ああ、さっぱりしました!

新しく所沢ナンバーになった愛車にのり、源作印ワイン(一升瓶!)を買いにゆき、名栗の杜に珈琲を飲みに足を伸ばし、正しい休みの日の過ごし方をしました。


ぜんさんは二階の廊下の壁に漆喰を塗りおえ、これで、あとは本棚づくりに入るようです。

押し入れも改造して、扉がつきました。(写真はあとでね)

この押し入れの一部は私の書斎になるとのことですが……押し入れなの?

不思議なもので「ここ」と決めた場所では仕事できず、いまも囲炉裏用のベンチを机代わりにして、こゆき用の座布団に坐ってパソコンを開いています。

ベンチの上が書類だらけなので、お客さんがくるとあわててデスクの上に戻します。





2010年2月21日日曜日

梅ふふむ


ーーこれは蓄音機。虎造の浪曲レコード付。
今朝の名栗は霜で真っ白でした。


さわらびの湯のあたりのまんさくは花盛りでしたが、まだまだ木々の芽吹きには遠い感じ。


山向こうの越生梅林や青梅は梅見の人で賑わっている様子なのですが。


もしかして名栗には梅が少ないのかな?などと首を傾げています。


わが家の梅は?と見ると、これはもう息の根が止まっているのではというくらい切りつめてありましたが、鞭のような赤い枝がたくさん出てきました。つぼみは見当たらないので、花は無理か……といったらつぼみを一つ発見!


かつてわさび畑だったというわが家。地面は固く畑部長さんも難儀していらっしゃるご様子。


庭木も根が充分に伸ばせないのかも。


今年は遅ればせながら、畑部と植木部の見習いをしなくては!




駐車場の石を群馬から運び、薪を5トンも運んでくれたぜんさんの愛車サーフが一昨日わが家から去っていきました。


かわりにやってくるのはダイハツの軽トラです。


サーフを中古屋さんまで運んだ帰り、青梅に入ったあたりでかなりの雨になり、久しぶりの晴れ間にじゃんじゃん干してきた洗濯物のことを考えて嘆いたら


「大丈夫!名人が取り込んでくれてるに決まってる」とぜんさん。


さすが以心伝心。


釣りの帰りに二階の工事を見に寄ってくれた名人のおかげで、洗濯物は無事でした。


ありがとうございました!




さーて、今日も洗濯日和。久しぶりのお休みで張り切っています。














2010年2月18日木曜日

待ち遠しい


今朝、起きてストーブのある部屋に下りてゆくと、窓には一面の雪景色がひろがっていました。

思わず、ぜんさんと顔を見合わせて「すごいね!あははは」と笑ってしまいました。

暖房器具は居間の薪ストーブと、私の電気毛布だけ。

そのわりには風邪もひかずにきました。

子どもの頃の冬の寒さは半端ではなかったなあ、などと記憶をたぐっています。


雪は帰る頃には嘘のように消えていました。


このあいだの日曜日は終猟の日でした。

美しい猟犬をつれた人が駐車場にたたずんでいたので、出ていって「猪ですか?」と訊くと「いえ、鹿です。川の方へ下りていきました」とのこと。
一月には、秩父へ向かう峠のあちこちでハンターにあいましたっけ。


その夜、久しぶりに近々と鹿の声をききました。


そこらじゅうで梅がほころびているというのに、名栗ではまだ。

なんだか、待ち遠しい。

立川からもってきたムクノキは、芽吹きの気配すらなし。心配です。







2010年2月15日月曜日

千客万来


一昨日の夜降った雪は、きのうのお昼頃には嘘のように消えてしまいました。

やはり春の雪、なのですね。


昨日、山雀亭は、「田舎暮らしの本」の取材と、椋の海雀の会Ⅱの勉強会とがブッキングした上に、なぜか友人の友人にあたるインドの人まで訪ねてきてくださり、ものすごく大勢の人たちで賑わいました。

「田舎暮らしの本」といえば、この家を見つけたきっかけにもなった雑誌なのですが、本気の取材とはつゆ知らず、「今度の日曜日に雑誌の人が来るからよ」というぜんさんのいい加減な報告を聞いていただけだった私は青くなりました。


みんなのために手打ちうどんをつくりにきてくれたOさんは、お客さんにお茶を出したり、葱を刻んだりと、きりきり舞い。

いつもは私がきりきり舞いするのですが、昨日はラクさせていただきました。感謝。


今日はつめたい雨がふりましたが、朝、久々にホオジロの声をききましたよ。
写真はリュウノタマを食べるヒヨドリ。硝子戸越しなのでぼけてますが、見えるかな?
畑の白菜もよく食べています。





2010年2月14日日曜日

峠のこちらは雪の名栗







昨日は小雀の会で立川へ。



玉川上水を吟行し、古民家・小林邸では古いお雛様をみました。
フキノトウを見つけて摘んできてくれたメンバーも!



霰なのか霙なのか、小さな氷の粒が降ってさむーい一日でしたが。



句会が終わって帰りは6時過ぎ。



国立の珈琲店に傘立てを納品に行った友人のOさんも、同乗して、ぜんさん運転のビッツで、名栗へ。



立川ではもう道路が乾いていたほどでしたが、青梅に入ったあたりから雪をうっすら乗せた対向車が……!



「もしや、名栗は雪なのでは」



ビッツはノーマルタイヤで、2駆車なので、私ははらはら。でもOさんが乗っているので、グリップはいいかも、などと考えていると、青梅から秩父へ向かう山王峠で、一面の雪景色になりました。



雪も大粒になり、みるみる道路も真っ白に。



徐行に近い速度で急な峠を下り、スリップもせずになんとか飯能側に下りきったときはほんとにほっとしました。



写真はOさん製作の傘立て。ぜんさんのよく通っていた国立南口の珈琲屋「ぶん」さんに。






山王峠では、夏は鹿の飛びだし、冬は朝晩の車のスリップでよく事故が起こっている様子。



油断禁物です。









2010年2月7日日曜日

月で目覚める




今朝も月がきれいでした!


5時過ぎにちょうど顔のあたりに月光が差して目が覚めます。


下弦の月ですね。真っ白でした。




起きたとき、山雀亭の寝室の窓が曇っているのかと思ったら、凍っていました。


次の冬までには二重窓になる予定ですが……!




二階は今こんな感じ。京壁が漆喰に変わりつつあります。
天井に貼った和紙。これを五束ほど貼りました。


ぜんさんの頭の中にはすでに完成図があるらしいです。






2010年2月6日土曜日

風花?




庭にヒヨドリが降りて、リュウノタマを食べていました。


いよいよ食べ物がなくなったのかな。


そのわりには餌台には誰も来ない!


しかたないので、今は雀のデコイを飾ってあります。(余計に来ない!)




節分の豆撒きも終え、無事に春を迎えました。


この家を見つけてから丸一年。何度も見に来て、ここと決めたのがたしか二月の終わり頃。登記は三月二十七日でした。


この家としては新しい出発の記念日。




心配していた雪も、今のところは雪見酒が美味しかったというくらいで、さしたる困難はありません。


ん?まだ油断できないかな?


じつは今朝も雪がちらつきました。(写真は先日の雪の翌朝のものです)




一向に釣れなかった公魚が大漁だったと、昨日、名人が見せてくれたのは100匹くらいでしょうか。


手にのせて匂いを確かめたらキュウリみたいな香りがしました。


で、辞書を調べると「キュウリウオ科」となっていました。かなり納得。


これも春の匂い。写真はこんどね。