2009年8月31日月曜日

秋の百合


今日で8月も終わりですね。

3月の初めにこの家を見つけ、5月に引っ越しを始め、

7月とうとう埼玉県人になり、

明日には9月を迎えるのですね。


考えてみたら住み始めてまだ四ヶ月足らずなんですけど……なんでしょう、この密度の高さは。


今日は雨で寒いほどでしたが、今はぼんやりと月が見えています。

いよいよ念願の薪ストーブを設置しなくては!
秋だなあ、なんていってるうちにさむーい冬がやってくるのです。
写真はタカサゴユリ。
このユリは今いたるところで咲いています。
野生化した外来のユリです。
うちの庭にもいつのまにか咲いていました。





2009年8月30日日曜日

つやつや




今朝、まだ暗いころ、なにやらけたたましい生きものの叫び声が。

窓から覗くと、道路を横切っていく焦げ茶色のけもの……!

尾っぽが長く、なんというか猫に似たタヌキみたいな感じ。

この間のアナグマとは様子が違うし……

で、どうやら、ハクビシンってやつらしいです。


さて、今日は、畑部長さんがお越しになり、雨の中、ブロッコリーと人参といんげんを植えてくれました。


もうなにもないかと思ったのに、ザル一杯のピーマン、ししとう、きゅうり、とうがらし、なす、オクラが採れたのでびっくり。


青いつるつるのトマトもたくさん出来ています。




添え木を立て直して、雑草を抜いて、畑は見違えるように……!


さすが! ありがとうございました。






川風に吹かれて




昨日は気を許しっぱなしの人たちと句会して、幸せな一日でした。


ぜんさんのために沢蟹をつかまえてくれた黒一点は、中学一年生。


川に入って水浸しになった服、持って帰るの重かったでしょう!




2009年8月28日金曜日

村おこし


あしたは「星の木」の仲間が名栗に来てくれます。

句集を刊行したメンバーのためにケーキをつくってもらおうと、上名栗のケーキ屋さんにお願いしにいきました。

急なので、無理よ、と言われるかと思ったら「いいわよー」と引き受けてくれました。

五月の私の誕生日の時、椋のみんなのために特大のショートケーキをつくってくれたケーキ屋さん。

名栗川沿いにお店があり、素晴らしいロケーションです。

名栗に家を探していたとき、ここで珈琲を飲み、美味しいピザを食べましたっけ。


そして、今日は思いがけないお話しをききました。

「名栗のきれいなお茶畑を守りたいの。協力してくれないかしら」と。

年に二三回、雑草をとったりする手入れと、茶摘みをしてみようという人いないかしらというのです。

もちろん、お茶をもらうことが出来ます。無農薬の美味しい名栗茶。

ここは霧が出やすく、お茶の栽培には適しているそうです。

高齢化がすすみ、手入れされなくなったお茶畑が目立ってきたのを見かねて、行動を起こしたそうです。これから市に提出する計画書を作るとのことでした。

「取り敢えず私、やります!」

と思わず返事してしまいました。実際に動き出したら、みなさまにご報告します!
ちなみに、うちでもお客さんにお出ししているのは名栗のお茶ですよ~。おいしいよ~!









2009年8月27日木曜日

秋一色


わが畑の夏野菜の収穫時期、そろそろ終わりかな?という感じです。

畑部長さんの心づもりでは、次はにんじんとブロッコリーだそうです。

小さい畑だと思ったのに、十種類以上の野菜を収穫して食べることができました。

大きく育ちすぎたキュウリも、皮をむき、種をとって、薄くスライスしてサラダにすると美味しいということを知りました。
昔は黄色くなってから収穫したのだそうですよ。

美味しいお塩をかけるだけでも……

ぜんさんは能登でほんとに塩だけを買って帰ってきました。


夜、虫がよく鳴いています。

カンタンと、スイッチョは立川の家では聞けませんでしたが、ここでは鳴きます。




2009年8月25日火曜日

山雀の一日


午前中に脳が沸騰するくらい頑張って仕事したので、午後はお休み。


で、お昼には、先日の精霊流しのとき、車を置かせていただいた上、大勢で上がり込んでお茶までいただいたHさんのお宅へ御礼を申し上げにうかがいました。

「来年もどうかよろしくお願いしますね」というと、「来年は寝ころんで花火が見られるようにブルーシートを敷こうかと思ってるわ」とのこと。
そのあと、峠を越えて、青梅の木の葉のビーフシチューを食べに。
8月からエッセイを連載させていただいている「えくてびあん」に木の葉のパンが紹介されていたので、お店の人にその話しをすると、「じつは今、パンの写真を撮ってくださった写真家の方がご家族でみえているんですよ」と驚いていました。
ご挨拶させていただきました。
……偶然は必然なのかしら、なんて思うこの頃です。


夕方、庭にぶらっと入ってきたのは同じ自治会のOさん。
「酔っぱらってなんだか気持ちよくってさー、これ美味しいからあげるね」

とメンチカツを置いていってくれました。

わが家では能登の塩田でつくられた美味しい塩を使っています。

それが切れたので、今ぜんさんが買いに行っています。

ーーー能登まで!



祭りのあと


勉強会・海雀の会Ⅱのメンバーが名栗にお越し下さって、いっしょに獅子舞を見学しました。

諏訪神社の獅子舞は由緒ある県指定の無形文化財。

朝から夕方まで獅子が舞い続けるのですが、私たちは午後の舞いの一つだけを見学して、山雀亭でひと句会しました。

それにしても朝の六時から合図の花火が上がったのにはびっくり。

たぶんこの花火の音で、氏子が集まるのではないでしょうか。素晴らしいことです。

夜更かしの人から苦情なんかでませんように!

式目が一つ終わるごとに祝うように花火が上がり、その音は杉山に景気よくこだましていました。
ふだんは人影のない小さく清楚なお社に忽然と人が集まり、笛の音が響いていました。
懐かしい風景に胸が躍りました。
来年は通して見てみたいと思います。


名句続出の句会のあと、畑でとれたキュウリをもろきゅうで食べ、真っ赤になったシシトウをおみやげに、海雀の面々はうれしそうに引き上げていきました。

……そうそう! そのとき、バス停まで見送って、「この杉林、間伐してないわね」「お年寄りが多いからなかなかできないのかも」などと話したのですが、なんと、翌朝、チェーンソーの音がするではありませんか。

間伐が始まったのです。

お年寄りが二人で手際よく間伐をすすめていました。

もしかして私たちの声が聞こえたのかも?!



2009年8月23日日曜日

実はこんなことしてる場合じゃないんですが……



畑に出ようとしてスニーカーをつっかけたらなにやらもぞもぞしたので、脱いでひっくりかえしたら

エンマコオロギが出てきました。


つぶさなくてよかった。


茄子を摘んだら鼻がありました。


今日は近所の諏訪神社の祭礼で獅子舞があります。

演目がたくさんあって面白そうなので、ちょっと覗いてきますね。

2009年8月17日月曜日

あまのがは


昨日の晩、パソコンを閉じて外に出てみると、空一面に星が……!

天の川を見るのは何年ぶりでしょう。


足元には虫の闇。

秋が一気にやってきました。

2009年8月16日日曜日

ただただ感激……!







名栗川での精霊流しを見学するため、十二人の椋の仲間が山雀亭へ。



この夏亡くなられた妹さんの灯籠を流した仲間も……。



私も石田家代々と書かれた灯籠を流しました。



灯籠を流したあとは花火。
知り合ったばかりの方のお家に車を止めさせていただき、帰りにはみんなで上がり込んでお茶まで戴きました。






大勢で囲む山雀亭の食卓も、まるでお盆のために親戚が集まったみたいで素敵でした……
忘れられない一日になりそうです。









2009年8月13日木曜日

ちょっと似てた


コツコツコツ……夜ごと台所の硝子戸を叩く音がするような気がしていたのですが……。
ある日、あまりの蒸し暑さに戸をあけたまま、パソコンに向かっていると、なにやら足音が。
ん?
んんーっ?
すぐ目の前の床を焦げ茶色のけものがのそのそ横切って行くではありませんか。
「こらーっ」
というとそそくさと闇に戻っていきました。
タヌキ?
で、でも……
あのうしろ姿は、あの頭の丸さは、もしかして、話に聞いたムジナっていうやつでは?

今夜は、真実を確かめるべく、網戸にして待っていたのでした。
定刻の九時に、かさかさとゴミ袋をあさる音。
そおっと覗くと体長六十センチくらいの奴が庭をうろうろしていました。
写真で見たムジナそのものでした。
ムジナはアナグマの別称。イタチの仲間です。
ゴミ袋にはなにも入っていなかったので、つまらなそうに帰っていきました。
おかまいはしないけど、ときどき遊びに来てね。

燻製部長さまに感謝







燻製第一号



美味しくいただいています。



簡単な装置なのに、こんなことが出来るとは!



全行程二時間ほどでした。



2009年8月3日月曜日

積んでます


ここに燻製機を設置する予定。
燻製部長さんがこの次お越しになる前に、完成させたいと頑張っているのです。



話はがらっと変わりますが、以前カフェ椋で素晴らしい忘年寄席をしてくださった春風亭鹿の子さん、来年にはめでたく真打ちに昇進されることに!

あのころには、引っ越ししようとは思ってもおらず、花見寄席とか、納涼寄席とか、いろいろ考えてたのですが……

ロケーション上、山雀亭では、ぜひ怪談を一席お願いしたいので、なんとか交渉してみようと思っています。

怪談は夏と決まっていますが、明るいと怖くないし、かといって暗くなってから始めたのでは、バスもなくなってみんな帰れなくなっちゃうので、釣瓶落としの秋がいいかも……などと考えているのでした。


ぜひ聞きに来たい! という方は私にそれとなくお知らせ下さいねー。


召し上がっていただきたかったのですが…


今日は五時に飛び起きて、お昼までずーっと机にかじりついておりました。

背中に岩でも背負っているみたいになってしまった………


キュウリが食べ頃を過ぎているのも、オクラがかたーくなってしまうのも、知っていたけど、収穫しそこなってしまったのでした。


夕方、金沢から椋の仲間がご来訪。

出張からクルマを運転して帰る途中、無理して寄ってくださったらしく、珈琲をぐいっと飲んであたふたとお帰りになりました。

滞在時間15分なり。

こんどはゆっくり遊びにきてくださいな。



忘れていたもの




我孫子に住んでいた頃、蝸牛のほかにも陸生の小さな巻き貝や、真っ黒な蛭や、ムカデなど、いろいろな生きものと共生していました。


そんな日々が思いがけず戻ってきたのかなと思います。




わが家の裏手の草地では、一週間くらい前、カンタンが鳴き始めました。