ことは一匹のはぐれ猿から。
一昨日、出先のあきるの市で、人里から離れようとしない雄ザルを捕獲しようと、檻に罠をしかけているところにたまたま遭遇。
パトカーもきていましたが、みなさん、にこにこしてのどかそのもの。
話しをきくと、そうやって駆除される猿の数は東京だけでも年間千頭以上だとか。ほんとかなあ。確認はしていません。ただ、とにかく捕獲して殺されるということだけを知って、私はただ驚くばかり。
されにしても、ぜんさんがいきなり崖に登りだし、制止する間もなく猿の近くに立ったときには腰が抜けそうになりました。
あとできくと「てっきりつかまえて山に放してあげるのかと思った」とのこと。檻に追い込もうとしたのでした。
猿は当然のことながら、ぜんさんにむかって猛ダッシュ。
野生の動物は危険を感じたとき、距離が近いと逃げるのではなく向かってくる、ということをぜんさんは知らなかったそうな。
私が悲鳴をあげなければなにごともなく無事に下りられたのか、それはもうわかりませんが、とにかく猿のダッシュよりも私の声に吃驚して着地に失敗。
もちろん、猿も私の悲鳴に驚いて逃げましたが。
月並みないい方ですけど、まったく人生なにが起こるかわかりませんね!
看護師さんは、「猿の捕獲に協力しようとして二メートルの崖から転落」としっかりカルテに書き込んでいました。
ここでは珍しくないのかも!
手術は明日、どうやら院長先生みずからが執刀してくださるとのこと。
ジーンズ姿、茶髪の超イケメンの若い院長さんだそうで、きくところによると、仮面ライダーのスタントをなさった方だそうです。ええっ?仮面ライダーが執刀してくれる?!
ぜんさんは通りすがりの看護師さんに「いい血管してますね!」とほめられ、「松葉杖はじめてですか?ほんとお?お上手じゃないですか!」とほめられ、内科の検診でなぜかすべて良好という結果も出て、手術を待つばかりです。
ベッドの横にはOさんが持ってきてくれた「田舎暮らしの本」の最新刊4月号が届いています。
ここには山雀亭と私たちと、海雀の会の面々が載っていますよ~!
ああ、どうか手術がうまくいきますように!!
こゆきも祈ってます。