2010年3月29日月曜日

ソラマメの花


今朝は、目が覚めたら、大きな大きなぼたん雪が降っていて、杉山が白くなっていました。


午前中には止んで、強風。そして、風花。




寒いさむーい春荒の一日です。



これは山雀亭のソラマメの花。

霜除けの中でひそかに咲いていたのでした。


ある日の賑わい






昨日は畑部長さんと助手さんがお見えになり、じゃがいもを植えてくださいました。



霜除けをめくってみるといつのまにかソラマメの花が!



そして立派なフキノトウが!



毎日畑をみまわっているのに、ちっとも気づかないでいた私。






お昼はうどんにしようとOさんにお願いしてあったので、大きなかき揚げまで作ってもらってうどんパーティー。



ぜんさんのお見舞いにきてくれたご夫婦にまで手伝わせて、Oさんの指導のもと、うどんを打ったのでありました。






名栗はうどんが名物だとか。
なぜか美味しいのですよね~。


















2010年3月25日木曜日

まだまだ雪


昨日はツバメを見たと喜んでいたのに、夕方から雪。

大きな大きなぼたん雪でした。

幸い積もりはしませんでした。


雨に雪が交じり始めた頃、上名栗も山の方の湯ノ沢というところに住む方が本を返しに寄ってくださり、いっしょに心静かな珈琲タイム。

名栗に来て知り合った方ですが、たまたまお互いにかつてのホームグラウンドが国立だとわかって、親近感を抱いてしまいます。名栗に来て二十年とのこと。

湯ノ沢では先日の積雪量が五十センチだったそうです。

山雀亭でも二十センチを超えましたが、そんなに違うのか!とびっくりしました。


山雀亭では薪がとうとう底をつき、ジョイフルホンダで買ってくるという羽目に。

もう寒くないだろうとたかをくくっていたのに、とんでもない。

割ればいくらでもあるのに、丸太から切らないとならず……。鋸なんて使ったことのない私はすっかりお手上げ。

でも買ってきた薪は乾燥していてとてもよく燃えます。


さて、二階がびっくりするほど素敵になりました。

写真はこんど。



2010年3月24日水曜日

初つばめ


雨ですねえ。

写真は濡れそぼったさくらんぼの花。

ぜんさんが引っ越しの前日植樹したものです。

本人は、「どうして桜が咲いてるのかな?」と不思議がっていましたが。

今朝、橋のあたりで五、六羽のツバメを見ました。

忙しそうに鳴きながらくるくると飛び回っていました。

今年はじめて見るツバメです。

2010年3月21日日曜日

ぜひご高覧を


名栗にこの家を見つけてから一年。

私の心持ちを綴りたいと思って「住まい自分流」というNHK出版のテキストに、四月から連載を始めさせてもらいました。

本屋さんに出ています。

機会がありましたら、ぜひ手に取ってみてくださいな。


ちなみに「俳句あるふぁ」4・5月号(毎日新聞社)と「田舎暮らしの本」4月号(宝島社)にも、名栗の私たちを取り上げていただきました。

「俳句あるふぁ」には名栗での冬の吟行風景が載っています。

「田舎暮らしの本」には海雀の会Ⅱの人たちも登場していますよ~。

まだ店頭にあるのではと思います。ぜひ(^^)/
それから俳句に興味のある方はこちらのホームページへどうぞ


初音


昨日から、山雀亭付近で鶯が鳴き始めました。

まだ練習中。

今朝もよく聞こえています。

雉子はもう絶好調です。


伐りすぎた梅の木、なんとか花をつけました。
ぜんさんはギプスの足のまま、クルマを運転、免許の更新までしてきてしまいました。
松葉杖をついているので、警察官に「つきそいの人は?」と聞かれ、「そんなのいないよ」と答えて不審がられたそうな。
それでも私の運転よりは安心だとのこと!


2010年3月16日火曜日

春の御膳


日曜日には松葉杖のままパスに乗って外出してきて海雀の面々を驚かせたぜんさんですが、昨日はとうとう院長先生にかけあって電撃退院してきてしまいました。
(ご心配いただきまして、ありがとうございました)

ちなみに、外出の時は海雀のメンバーのみなさんとたまたま同じバスだったとか。
始めてバスに乗って、いつもと違う目線の高さで見たら、飯能から名栗にかけての景色が、とてもきれいだったそうです。このあたり、今は白梅の里になっています。


今朝はいつもより少し早く起きたせいなのか、はじめてトラツグミの声をききました。

ヒー、とか、フヨーと鳴く、鵺とも呼ばれる鳥です。春には山地に移ってきます。


写真は海雀の会でお昼をいただいた大松閣・山ノ茶屋さんのお料理。

土筆のお浸しや蕗の薹の天ぷらもでました。

いつも季節の食べ物を出してくれるので、しっかり句材になってしまいます。


2010年3月13日土曜日

来訪


畑に遊びに来たホオジロ。ガラス越しにシャッターを押したので、ぼけぼけですがお許しを。

暖かい日にはもう囀っています。

名残の雪




雪の翌々日、山雀亭の駐車場はまだこんなでした。


前日雪で進めなかったため、車は突っ込んだままになっていました。


同じ市内でも、ぜんさんのいる病院のまわりはこんなには降らず、もう雪のかけらも見えなくなっていました。


でも、雪で転倒した骨折入院も……!


ベッドはまたいっぱいになっています。




ぜんさんは、飯能の町が一望できるところに喫煙所があることを知って以来、せっせと通っている様子。


それも喫煙仲間が出来たと喜んでいる始末なのでした。




名栗にはまだ雪が残っていますが、これも今日で溶けるでしょう。




















2010年3月9日火曜日

ふたたび雪




春の大雪です。



お昼から降り出してとうとうこんな。



こんな雪を見たのは久しぶり。




ヒヨも雪まみれ。
でも、朝外に出ると、しっかり新聞屋さんのバイクの轍がありました。名栗には朝刊しか届かないけど。



2010年3月7日日曜日

はぐれ猿


昨日は海雀の会、今日は矢川句会でしたが、車で移動すれば、なんとかなるスケジュール。

天気図の雪マークを心配しながらハンドルを握り、ラブフォーを走らせました。


病院へは、名栗の友人たちが、よく顔をだしてくれています。

ぜんさんが骨折する前、ふっと思いだしたように「こっちの人たちは夫婦仲がいいよなあ。助け合わないと生きていけないからかなあ」と呟いていましたが、そういうことなのかもしれませんね。


ぜんさんはようやく脊髄への痛み止めをはずしてもらい、かなり自由に松葉杖で移動できるようになっていました。

ほっと一息です。


写真はあきるので遭遇したはぐれ猿です。いまごろどうしていることやら。







2010年3月5日金曜日

雨のやみ間


菜種梅雨なのか、毎日冷たい雨が降りますね。

今日は束の間のお天気で、キジも鳴き、今年始めてイワツバメの声を聞きました。


昨夜はぎりぎりで間に合って面会に行くと、ぜんさんはまだ起きあがることも出来ない状態。

痛み止めを脊髄から入れているとのことで、髄液が少しずつにじみ出ているために、起きあがると割れるように頭が痛いんですよ~、と看護師さんの説明があって、絶句。

それも明日までは続くとのこと。

ああ、おそろしい。

そんな説明をきいて衝撃を受けていると、仕事帰りの名人がにこにこしながら登場して、「元気のないうちに一度顔を見てやろうと思ってさ」

名人は材木の下敷きになってやはりくるぶしを骨折したことがあるそうな。


さすが外科なので、すべてが体育会系です。

文系の私は、震え上がってしまうのでした。




2010年3月3日水曜日

星空


午前九時、ストレッチャーに乗せられ、ぜんさんは手術室に。


待つこと三時間四十五分、心配になった頃、仮面ライダーの院長先生が颯爽とあらわれ、「うまくいきましたよ」


なるほど!聞きしにまさるかっこよさ!


それはともかく、Oさんも待ってくれていて、手術室から出てきたぜんさんに「よっ」と声をかけてくれました。

夕方には飲んだり食べたりできるようになるというので、私は山雀亭に戻って珈琲を淹れ、もう一度病院へ。


と、エレベーターの前で唐竹に住む和紙職人のご夫婦と遭遇しました。私にとってはひょうたんじま時代からの知人でもあります。


お二人は「ぜんさん」という名前しか知らないので、受付で「仙人みたいな人」と言ったらすぐに案内してもらえたそうな。


病院生活はどうしたってしんどいもの。(私はまだ未経験ですが。)


友達が顔を出してくれるのがなによりの薬でしょう。

ありがたいです。

心配してメールをくださった椋の仲間にも感謝です。


名栗は久々の星空です。













2010年3月2日火曜日

ことの次第


ことは一匹のはぐれ猿から。

一昨日、出先のあきるの市で、人里から離れようとしない雄ザルを捕獲しようと、檻に罠をしかけているところにたまたま遭遇。

パトカーもきていましたが、みなさん、にこにこしてのどかそのもの。

話しをきくと、そうやって駆除される猿の数は東京だけでも年間千頭以上だとか。ほんとかなあ。確認はしていません。ただ、とにかく捕獲して殺されるということだけを知って、私はただ驚くばかり。

されにしても、ぜんさんがいきなり崖に登りだし、制止する間もなく猿の近くに立ったときには腰が抜けそうになりました。

あとできくと「てっきりつかまえて山に放してあげるのかと思った」とのこと。檻に追い込もうとしたのでした。

猿は当然のことながら、ぜんさんにむかって猛ダッシュ。

野生の動物は危険を感じたとき、距離が近いと逃げるのではなく向かってくる、ということをぜんさんは知らなかったそうな。

私が悲鳴をあげなければなにごともなく無事に下りられたのか、それはもうわかりませんが、とにかく猿のダッシュよりも私の声に吃驚して着地に失敗。

もちろん、猿も私の悲鳴に驚いて逃げましたが。


月並みないい方ですけど、まったく人生なにが起こるかわかりませんね!


看護師さんは、「猿の捕獲に協力しようとして二メートルの崖から転落」としっかりカルテに書き込んでいました。

ここでは珍しくないのかも!


手術は明日、どうやら院長先生みずからが執刀してくださるとのこと。

ジーンズ姿、茶髪の超イケメンの若い院長さんだそうで、きくところによると、仮面ライダーのスタントをなさった方だそうです。ええっ?仮面ライダーが執刀してくれる?!


ぜんさんは通りすがりの看護師さんに「いい血管してますね!」とほめられ、「松葉杖はじめてですか?ほんとお?お上手じゃないですか!」とほめられ、内科の検診でなぜかすべて良好という結果も出て、手術を待つばかりです。


ベッドの横にはOさんが持ってきてくれた「田舎暮らしの本」の最新刊4月号が届いています。

ここには山雀亭と私たちと、海雀の会の面々が載っていますよ~!

ああ、どうか手術がうまくいきますように!!

こゆきも祈ってます。

















2010年3月1日月曜日

再会


六時の鐘の音でやっと起きる気になり、薪をとろうとして外に出ると、雉子の声が……!

いよいよ春の声です。駐車場奥の草むらにいる雉子です。

この声、はじめてここに来たとき、よく聞きましたっけ。


じつは昨日の夜、久々にムージーを見たのです。
ちょっと痩せて毛がぼさぼさになっていました。寝ぐせ?


名栗も春めいてきて、わが家の庭には福寿草も咲きましたが、いいことばかりではありません。

一昨日ぜんさんが右足のかかとを骨折、今日手術の予定で入院してるのですが、今、執刀医の先生が交通事故に遭われたと連絡がありました。

なんとついてないこと。


術後も一か月は松葉杖とのこと。

私たちには遠い春かなあ。


骨折のいきさつはまたいつか。

執刀医の先生のことも心配です。患者さんが大勢待っている優秀な先生だそうです。